2008年3月30日〜4月4日 in Scotland A


研修3日目

Aberlour Distillery

いよいよ蒸留所訪問。今回最初に訪れたのはアベラワ−蒸留所。
3度目の訪問、イアン氏とアン女史の説明を聞きながら、蒸留所をひとまわり。蒸留所の中は全く変わりないのですが、久しぶりにポットスチルを目の前に見るとやっぱり感動します。
今回はラッキ−なことに樽の運び出し作業を見ることができました。運び出された樽はこの後、訪れるMulbenと呼ばれるシ−バス・ブラザ−ズ社の巨大な保税熟成庫に運ばれるのか、それともボトリング工場か・・・
その後、ウェアハウスNo.1にて恒例のテイスティング・タイムです。
テイスティング後はこれまた恒例のハンド・フィル。これは自分の手でボトリングしたウイスキ−を購入できるアベラワ−蒸留所の名物です。
シェリ−樽とバ−ボン樽の2種類があり、今回はバ−ボン樽を購入することに。ウイスキ−をボトルに入れ、打栓をして鉛をかぶせ封印し、ラベルに日付等を自分で書いてボトルに貼り付けます。最後に係の方がUKタックス・シ−ルを貼ってくれて完成です。




Speyside Cooperage

アベラワ−蒸留所を後にして向かったのは、ク−パレ−ジです。ク−パレ−ジは樽のリペア工場です。スコットランド内にはこのような工場がいくつもあり、様々な樽を修復しています。今回訪れたのはシ−バス・ブラザ−ズ社が契約している工場。前回はベスト・アンバサダ−表彰式で招待されていたので私はシ−バス・ブラザ−ズ社のニ−ル氏と一緒に研修の方々とは別行動をとっていたので一回目の時以来4年降りの訪問となりました。
工場内の作業を見学することができるのですが、熟練の樽職人達の手際の良さには感動ものです。
今回は偶然、ク−パレ−ジ60周年にあたり、工場のギフトセンタ−に記念ボトルが売っていたので迷わず購入。ただしシ−バス・ブラザ−ズ社の関連ボトルではなく、スプリングバンク(^_^;)イアン氏が苦笑いしてました。

Craigellachie Hotel

昼食の時に訪れたのは、スペイサイドで有名なクレイゲラヒ・ホテル。スペイ川を挟んだ丘の上にはマッカラン蒸留所があります。アンバサダ−研修で訪れるのは一回目の時以来だそうです。前回訪れた時には、日本人バ−テンダ−のM氏が勤務していて、わざわざお顔を出していただきましたが、現在M氏はスペイサイドの別のホテルに勤務しております。
前回の時も素晴らしい料理でしたが、今回もまた非常に美味しい料理をいただきました。

マッカランのビンテ−ジなどよだれもののウイスキ−が並ぶバ−のボトル棚 絶品ス−プ。 スコットランドでは珍しいそうですが豚肉料理。柔らかく美味。

Mulben

昼食後、向かったのはマルベンと呼ばれるシ−バス・ブラザ−ズ社の集中熟成保税倉庫。どれくらいの広さなのか、見渡す限りの巨大熟成庫郡。函館の方なら判ると思いますがドックの巨大な倉庫と同じような倉庫が55棟あるそうです。1つの倉庫に12万樽あるそうです。シ−バス・ブラザ−ズ社はここ以外にも何カ所か熟成庫を持っているとのこと。
ここも4年降りの訪問となりましたが、違いが一つ。前回はすべての樽を横置きに積んでおりましたが、現在は半分くらい縦置きで置いておりました。熟成上の違いが見られないとのことと、作業上縦置きの方が効率が良いとのことだそうです。
ここにはシ−バス・リ−ガルのブレンドなどに用いる為、スコットランド中のありとあらゆるモルト・ウイスキ−などが保管されています。バレルヘッドを見ると50年代や60年代の樽もあり、いったいどれくらいの価格がするのか想像もつきません。


Strathisla Distillery

3日のラストはストラスアイラ蒸留所。現存する蒸留所ではスペイサイド最古の蒸留所。何度見ても美しい建物で双塔のキルンと水車が特徴です。ここはスコットランドにおけるシ−バス・ブラザ−ズ社の本部になっています。川を挟んで向かいにはグレンキ−ス蒸留所がありますが、こちらは現在休業中です。



For dinner at the 1629 Restaurant

3日目のディナ−は北海に面した町にあるシ−フ−ド・レストラン。
5回目となるザ・グレンリベット・アンバサダ−研修ですが、なぜかここだけは毎年来ているそうです。なので私は3回目となります。シ−バス関係者のよっぽどのお気に入りなのでしょうか(^o^)
ここの凄いところは、とにかく量がはんぱじゃありません・・・これでもかっていうくらい次々と料理が出てきます。1回目の時が凄すぎて、料理がすごく余ったので2回目からは少なくしたそうですが、それでも今回も凄いことになっていました。美味しいんですがとてもじゃないけど食べきれません・・・